胃痛
健診で再検査を進められた方、胃が痛む、もたれる、胸焼けがする、お腹が張るなどの症状でお悩みの方は一度お話をお聞かせください。腹部には多くの臓器がありますので、自覚症状がさほどなくても重大な病気が隠れている可能性も あります。当クリニックでは、胃内視鏡検査を通して原因の特定を早期に行ないます。お気軽に御来院ください。
胃内視鏡検査(上部消化管内視鏡検査)
健康診断などのバリウムの検査(胃部X線検査)で異常が認められると、改めて胃内視鏡検査(胃カメラ)を受けなければなりません。
胃カメラでは、バリウム検査の精密さをはるかに超えた診断が可能で、咽頭、食道、胃、十二指腸までの観察を行います。
胃カメラ検査により、良性疾患(胃潰瘍・十二指腸潰瘍・急性胃炎・胃ポリープ・十二指腸ポリープ・逆流性食道炎・ピロリ菌感染症)と悪性腫瘍(胃がん・食道がん・十二指腸がん)の診断に有効です。
良性疾患の症状
慢性胃炎(ヘリコバクター・ピロリ菌感染)
胃カメラなどの検査によって、胃粘膜に炎症が見られる場合をいいます。自覚症状だけで確定診断を行なうことは大変難しい病気です。慢性胃炎の原因はストレスや食べ物の影響だけでなく、ピロリ菌感染によるものである場合が多く見られます。ピロリ菌が胃粘膜に感染すると、慢性的に炎症を引き起こすことから胃粘膜が薄くなり、胃がんのリスクが高まります。ピロリ菌の感染は、遺伝子が両親のものと同じことが多いことから、感染経路は証明されていないものの、子供の頃に感染すると考えられています。ピロリ菌を退治するにはヨーグルトを食べることが有効と世間では言われていますが、ヨーグルトを食べることを止めるとピロリ菌は増殖します。完全に除菌するためには、7日間の抗生物質の内服が必要です。症状としては、吐き気・胃もたれ・胃の痛み・胃の違和感・胃の膨張感・食欲不振などが見られます。食道炎・ピロリ菌感染症)と悪性腫瘍(胃がん・食道がん・十二指腸がん)の診断に有効です。
胃潰瘍・十二指腸潰瘍について
胃や十二指腸潰瘍の粘膜に炎症が生じて、粘膜が深くえぐりとられた状態を潰瘍と呼びます。症状が軽度で浅い変化のものについてはびらんと呼びます。ヘリコバクター・ピロリ菌感染によるものが胃潰瘍で70%、十二指腸潰瘍で95%見られます。症状としては、みぞおち近辺の上腹部痛が見られ、胃潰瘍では食後に、十二指腸潰瘍では空腹時、胃酸の出やすい夜間に起こりやすいことが特徴です。吐き気・胃もたれ・胃の痛み・胃の違和感・胃の膨張感・食欲不振なども見られます。胃潰瘍や十二指腸潰瘍は再発しやすいため、潰瘍が治癒した後にも継続的治療が最も重要です。
逆流性食道炎
胃酸を含んだ内容物が食道へ逆流することで生じる病気です。食後に酸みが込み上げたり、胸焼け起こることが主症状ですが、喉のつかえ感や、声がかすれる、咳が続く、胸が痛いなどの症状も見られる場合があります。胃カメラでは食道粘膜の炎症が見られます。
悪性疾患の症状
胃がん
早期胃がんの初期症状はほとんど見られず、胃炎や胃潰瘍の症状で、胃カメラ検査を受けた際に偶然発見されることがほとんどです。
進行胃がんによる症状は、腫瘍のできた部位によって異なります。
胃の出口に腫瘍がある場合、膨張感が見られたり、嘔吐を伴うこともあります。これは、胃に入った食べ物が腸に流れなくなることが原因とされています。
胃の入口に腫瘍がある場合は、食べ物がつかえて食べにくいといった症状が見られます。
吐血したり、便が黒くなって内視鏡検査を受けて胃癌が発見される方が多く見られます。
食道がん
がんそのものによる症状としては、食べ物がつかえる感じや胸がしみる感じ、胸がチクチクする感じ、喉の違和感といった症状があります。吐いたものに血が混じるといった症状も見られます。食道がんが進行すると、周囲の臓器に達することでさまざまな症状が引き起こされます。よく見られるものとしては、背中の痛みや胸の痛み、気管・気管支に浸潤すると頑固な咳や血の混じった痰(たん)が出るようになります。
がんの転移により引き起こされる症状としては、リンパ節に転移したがんが、声を調節する神経に浸潤すると、声がかすれるようになります。また、この段階になると、体重が減っていくといった症状も出るようになります。
十二指腸がん
早期がんでは症状が見られず、進行がんになって、腹痛・吐き気・嘔吐・体重減少・貧血などの症状が見られます。がんの浸潤が乳頭部に及ぶと胆汁の出口を塞ぐため閉塞性黄疸が見られます。
院長 竹村 禎一郎 Takemura Teiichiro
浦安サンクリニック院長
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医療法人社団 禎心会 浦安サンクリニック
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